胃ポリープについて
胃ポリープとは、
「胃粘膜の限局性増殖により内腔に突出した病変の総称」
と定義され、多くは胃の内側に膨らんで見えるイボ状の病変として観察されます。
胃ポリープにはたくさんの種類があり、
・ 過形成性ポリープ
・ 胃底腺ポリープ
・ 炎症性繊維性ポリープ
・ 過誤腫性ポリープ
など「ポリープ」という名のつく病変から、
・ 腺腫
・ 癌
・ 粘膜下腫瘍
など「腫瘍」に分類される病変まで含まれます。
さらに粘膜下腫瘍には、平滑筋腫、神経鞘腫、迷入膵、inverted hyperplastic polyp(IHP)などの良性病変から、GIST(ジスト)、特殊型胃癌などの悪性腫瘍まで、様々な種類があります。
胃ポリープは、その種類によって
「1-2年ごとに胃カメラでチェックした方が良い」「数か月後に再度評価が必要」「近いうちに精密検査」「早めに切除が必要」「経過観察すら特に必要ない」
など、治療方針が分かれます。
胃ポリープの診断や治療方針は、サイズや表面構造など外観の特徴だけでなく、おなかの症状、ピロリ菌感染の有無、現在または過去の内科的なご病気、内服薬、などの情報を元に総合的に判断する必要があります。
神戸市東灘区の河原医院では、多くの胃のポリープの診断・治療に尽力してきた日本内視鏡学会専門医が内視鏡検査(胃カメラ)を担当しています。
★ JR住吉駅(神戸市東灘区)北出口から徒歩1-2分
★ 内視鏡学会専門医による鎮静剤を用いた楽な胃カメラ
★ 土曜の検査可
★ 胃カメラ・大腸カメラの同日実施も可
★ 鎮静剤を使用しない場合、無料駐車場利用可
「健診で胃のポリープを指摘された」「最近、胃が痛い」「おなかが重たい、張った感じがする」「便の色が黒っぽい」「以前にピロリ菌を除菌したが、その後検査を受けていない」などに当てはまる方は、ぜひ一度河原医院までご相談ください。
状況に応じて、適切な方針をご提案させていただきます。

25mm大ほどの胃過形成性ポリープ(ご本人に許可をいただき掲載しております)。

多くの胃過形成性ポリープは、経過観察が可能、あるいはピロリ菌感染がある場合は除菌で縮小が期待できます。
しかし本患者さんは、除菌後であること、出血源となっており貧血が進行すること、また20mmを超えると癌化リスクが8%まで上昇すること(Zhang H et al. Scand J Gastroenterol 2018、上山 浩也ら.胃と腸 2018)から、ご本人と相談のうえ内視鏡的切除の方針としております。