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> 2025.11.20

★★ 副院長が執筆した内視鏡関連筋骨格系障害(MSDs)に関する論文が、日本消化器病学会雑誌に掲載されました

さまざまな職業において、業務に伴う作業により筋肉、腱、関節、神経などに障害を生じることを、筋骨格系障害(musculoskeletal disorders;MSDs)と呼びます(指先がしびれる、首が痛くて回せない、特定の関節だけ痛い、など)。

建設業など明らかに身体への負荷が高い職業だけでなく、パソコン作業の多い方、ミュージシャン、美容師など、さまざまな職種において、それぞれ特徴的なMSDsが報告されています。

内視鏡(胃カメラ・大腸カメラ)を日常的に行う消化器内科医にも特有のMSDsが存在することが、近年欧米を中心に徐々に注目されています。
しかし、日本ではまだあまり研究が進んでいないのが現状です。

一見、消化器内科の医師以外の方には関係ないようですが、医師のMSDsが悪化すると思うように内視鏡ができなくなり、結果的には医師だけでなく患者さんにも悪影響を及ぼすことになります。

例えばポルトガルからの論文では、内視鏡を行う医師の69.6%にMSDsの経験があり、22.7%の医師が業務の制限を、10.1%の医師が内視鏡業務停止期間を必要としたことが報告されています。

内視鏡を行う医師がMSDsにより十分な実力を発揮できないと検査や治療の質が低下する可能性がありますし、また休職する消化器内科医が増えると、現場において必要な診療体制が維持できなくなることが予想されます。

今後、日本においても内視鏡に関連したMSDsの実態解明と対策を進めていくことが、わが国で質の高い消化器診療を安定して提供するために重要と考えます。

今回、副院長が神戸大学病院とその関連施設の医師にご協力いただき、内視鏡関連MSDsについてアンケート調査とその結果の解析を行いました。非常に重要なデータが得られたため論文として執筆し、学会誌に掲載されました。

今後は全国の内視鏡関連MSDsを研究するグループの一員として引き続き活動し、日本の消化器・内視鏡診療が良い状態で維持できるよう微力ではありますが貢献できたら、と思っております。