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> 2025.06.08

学会発表のご報告


2025年6月8日(土)、京都で開催された第114回 日本消化器内視鏡学会 近畿支部例会のパネルディスカッションにて、河原史明医師(副院長)が食道粘膜下腫瘍の新しい内視鏡治療につき発表してまいりました。

食道の一番表面にあたる部分を粘膜と呼びます。食道の腫瘍はおおまかに、粘膜の上にできる腫瘍=上皮性腫瘍(食道がん、など)と、粘膜の下にできる腫瘍=粘膜下腫瘍に分かれます。



食道粘膜下腫瘍は、そのほとんどを平滑筋腫、顆粒細胞腫、神経鞘腫、などの良性腫瘍が占めており、治療が必要になることは少ないのですが、ときに増大し胸のつかえ感を生じたり、悪性腫瘍との鑑別が必要になったりすることがあります。
その際に、できるだけ安全かつ確実に腫瘍を一括切除する術式が以前から模索されてきました。

副院長は患者さんに負担の少ない術式である経口内視鏡的腫瘍核出術(POET)と胸腔鏡内視鏡合同手術(TECS)を甲南医療センターにて関西で初めて導入し、以降良好な治療成績を収めてきました。
治療にあたっては、いずれの術式が良いか、消化器内科と消化器外科で入念に術前検討を行っております。今回、治療の適応や外科の先生方との検討項目、実際の術式、治療成績に関して学会発表を行ってまいりました。

引き続き、河原医院にて質の高い胃カメラ・大腸カメラを実施するとともに、病院での高度な内視鏡手術にも従事し、東灘区をはじめ神戸市の皆さんに最適な消化器診療をご提供できるよう、日々精進して参ります。 食道の腫瘍を指摘されているが放置している、最近胸のあたりのつかえ感がある、など、気がかりなことがございましたら、いつでも河原医院までご相談ください。